カレントで関わらせていただいている会社、お店、商品のブランディングデザインの過程、どういった背景からデザインが生まれているのかをご紹介します。
｜クライアント｜ あおぎり株式会社様 ｜大阪府大東市｜
｜プロジェクト｜ お弁当販売トマホーク ブランディング
｜お客さま情報｜ オリジナル弁当や惣菜の販売。昼食時のオフィスの駐車場や学校の空きスペースを利用したお弁当や惣菜の販売も行っています。
｜デザイン制作｜ ブランドコンセプト ネーミング ロゴ シール のぼり のれん ショップカード 営業パンフレット ショッピングバッグ コピーライティング 撮影
｜ブランドコンセプト｜ おもろ！おいし！お弁当！
｜ポイント｜ お弁当販売という新事業をどう特徴付けて広めていくか。
｜メディア掲載｜ 一般財団法人 大阪デザインセンター コラボ事例にて紹介
《 ご 依 頼 の 背 景 》
一般財団法人大阪デザインセンター様よりご紹介をいただいて初めて代表の糸川様とお話をさせていただきました。
あおぎり株式会社様は大阪府大東市で、中学・高校・大学などの学生や先生に向けたお弁当の販売や食堂の運営を主にされており、決して名前が表に出てくることはなかったのですが、独自の味つけとオリジナリティあふれるメニュー構成などで、学生から大人気。卒業生から「またあのお弁当が食べたいけどどこで買えるの？」などの声を多くもらうようになり「移動販売をしてもっといろんな人にも食べてもらいたいがどうやって売っていけばいいかわからない。」とのお話からこのプロジェクトは始まりました。
《 ご 提 案 の 内 容 》
中学・高校でのお弁当販売、大学での食堂運営など現在のお仕事の現場に始まり、新しく販売をする学校外の拠点、お弁当の製造現場などいろんな場所を見せていただきコミュニケーションを重ねていくことで同社の提供するお弁当の特徴が見えてきました。
1つは、学食での提供やお弁当販売を長年続けてきたからこその経験や実績。
1つは、個性的な味付けからネーミングまで同じものはどこにもないオリジナルにこだわって作っていること。
そして何より買ってくれた人をちょっとでも喜ばせたいと思う気持ち（スタンス）が同社の強みであり訴求ポイントであると考えました。
それを元に導き出したブランドコンセプトは「おもろ！おいし！お弁当！」。美味しいはもちろん、美味しいだけではない部分（お弁当の個性的な独自の味付けやネーミングセンス、メニュー内容、品数の多さ、料金の安さなど）でもお客さまを驚かせ、そして喜ばせるお弁当であることをブランドコンセプトとしました。
ブランドコンセプトと一緒にネーミングとロゴもご提案。数十案の中からしっくりくるものをじっくりと選び決定した「トマホーク」というネーミングはブランドコンセプト同様、誰にでも愛されるある意味ありきたりなお弁当ではなく、好きな人は病みつきになるくらい好きになるターゲットに向けてド直球なオリジナル弁当であることから。ブランドロゴはネーミングの要素を入れた勢いのある中にもどこか昭和レトロなものとなりました。
《 結 果 》
販売をする上で目に止まり覚えてもらえるようにロゴのイメージを元に暖簾やのぼり、ショップカードなどのデザインも制作、いよいよ販売スタート。
ブランドコンセプトを元にデザインで個性を見える化することで想定ターゲットの学生はもちろん、近くの病院や会社からもお客さまが集まるようになりスタートから着実に定着しリピーターが増えていっている。
ブランドコンセプト作成のためのヒアリングや営業パンフレットのデザイン作成のための撮影などをしていくことでお客さまも徐々に言いたいことがまとまりモチベーションも上がっていき、現在は新しい販路を開拓するための営業活動に奮闘しています。
弊社としても今後も継続してご協力していければと思っています。
《 お客さまの声 》
度重なる打ち合わせで、自分でも気づかない部分を具体化していただき、ブランドのコンセプトをしっかりと明確にすることができました。デザインはその一部なんだということも認識できました。
今では社内外でも定着し、第2弾のマーケティング方法を打ち合わせしています。
その他のデザインはこちらに掲載しています